ダンスセラピーって何?
初めまして。
メリーランド州でDance/Movement Therapistをしています。
んっ??? Dance/Movement Therapyって何っ?! 多くの皆さんにとって、聞き慣れない言葉だと思います。
今回は、Dance/Movement Therapyについて、少しだけご紹介したいと思います。
Dance/Movement Therapyは、芸術療法の1つ、もっと大きな枠で言うと、心理療法(Psychotherapy)の1つです。
American Dance Therapy Associationでは、
"The psychotherapeutic use of movement to further the emotional, cognitive, physical and social integration of the individual."
(個人の情緒、認識、身体、社会性の統合を促すプロセスとして身体動作を心理療法的に活用すること)
と定義しています。
心理療法というと、映画やドラマなどから椅子に座ってお話をするイメージがあるかもしれません。
芸術療法では、お話をしたり、考えたりといった、言語を使った介入に加えて、それ以外のアプローチ(音楽や絵、詩など)も取り入れて、困っていること、問題となっていることの改善に向けて働きかけを行います。
Dance/Movement Therapyの場合、特に、からだの動きや感覚、呼吸などに着目します。
ダンスと聞くと、身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、ダンスの技術や経験はまったく必要ありません。
極端に言えば、無理に動く必要もありません。
自分のからだの声に耳を傾けることが、Dance/Movement Therapyの始まりだと思っています。
たとえば。。。
言葉にできないけれど、なんだかむしゃくしゃする時、
考えていることとは裏腹に、からだが動かないと感じる時、
気持ちが高ぶって、思わず飛び跳ねたくなる時 等々はありませんか?
言葉だけではどうにも表現しきれない"何か"は、身の回りにあふれています。
しかし、当たり前すぎて、見過ごしてしまうことがほとんどです。
私は、この"何か"を、からだが伝える、こころからのメッセージだと捉えています。
私たちは、無意識のうちにメッセージを受け取って、上手に処理している場合がほとんどだと思いますが、メッセージの種類や大きさによっては、対処が難しかったり、生活に支障を来す場合があります。
Dance/Movement Therapyでは、メッセージに対する感度を高めたり、メッセージを受け取って表現したり、考えたりするお手伝いをします。
その結果、セッションを端から見ると、遊んでいるように見えたり、ダンスのレッスンのように見えたり、はたまた、瞑想しているように見えることもあるかもしれません。
こころの問題を、こころとからだのつながりに着目して扱うのが、Dance/Movement Therapyです。
あめいろぐに投稿された記事を再掲しています。
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